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教育・学会活動

相模女子大学 大学院 社会起業研究科  非常勤講師 江口隆夫

​(講座名)ビジネスモデルとICT (2021年~)


授業の到達目標
本授業では、受講者が以下の観点で到達できることを目標とする。
① 実際のビジネスで実施可能なビジネスモデル、デジタルビジネスモデルを作成、活用する手法を理解すること。
② ビジネスモデルとICTを組み込んだビジネス構想を作成する一連の手法を理解すること。

授業概要
本講座では、ビジネスモデル、デジタルビジネスモデルの概念を理解しながら、ビジネスモデルとICTを組み込んだビジネス構想を作成する一連の手法を学習する。受講後、理解を深めるための簡単な設問に対する回答を4回、ビジネスモデルキャンバス、デジタル図の2点の成果物をレポートとして提出。第7回では、受講者が作成した2点の成果物について説明いただき、議論する。毎回の講義では前回の講義の振り返りをし、質疑により理解を深める。

参考資料
アレックス・オスターワルダー , イブ・ピニュール, 『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』,翔泳社,2012
オリヴァー・ガスマン , カロリン・フランケンバーガー他, 『ビジネスモデル・ナビゲーター』,翔泳社,2016
板橋 悟, 『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』, ダイヤモンド社, 2010

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東京大学大学院 工学研究科(技術経営戦略専攻) 非常勤講師 江口​隆夫
(講座名)グローバル生産システム(2020年~)
青山和浩教授と分担

 

グローバルに展開する生産システムを構成するエンジニアリングチェインとサプライチェインの2つのチェインに関連した内容を講義する。前半は、 製品設計開発とグローバル生産システムにおける、生産システムと製品情報、製品系列設計/モジュール設計、プロセス・モデリングと組織マネジメントに関する内容を学ぶ。後半では、消費活動とグローバル生産システムと題して、需要予測と生産計画手法、効率的な都市のエネルギーの供給、小売流通システムなどの内容を事例研究と共に学習する。学生はチームを組んで、グローバル生産システムのテーマを設定して検討し、2回発表する

江口の担当講義内容
(1)グローバル生産システムを取り巻く環境
1.グローバル製造業を取り巻く環境
2.日本の製造業が迎える課題
3.DX導入が遅れる日本企業の問題点

(2)第4次産業革命のグローバル生産システム
1.第4次産業革命の進展
2.インダストリー4.0-5.0
3.メンテナンス4.0
4.サプライチェーン4・0(デジタルサプライチェーン)
5.製造業のデータ共有
6.製造業プラットフォームから産業エコシステムへの展開方向

日本経営工学会 グローバル時代のMOT研究会 第6回 · 2019年7月6日

講演内容:イノベーションの仕組み再構築のすすめ- エコシステム、オープンイノベーションを取り入れたイノベーションマネジメントとそれを支援する企業インフラ 


近年、各方面の識者が日本発の画期的なイノベーションが生まれていないと指摘している。時価総額など世界の企業ランキングでも、日本の企業は、1990年代まで上位に多数の企業がランクインしていたが、現在では、50位にトヨタが1社のみに留まっている。中国、アジア諸国の台頭による大競争の時代に入り、日本の技術開発が事業化できないケースが相次いだ。近年では、米国を中心とするデジタルビジネスが盛んになると、ビジネスモデル・イノベーションが主流になっており、イノベーションモデルも変化してきた。
日本の製造業が復権をかけて、イノベーションで成功するためには、オープンイノベーション、イノベーション・エコシステムを効果的に活用し、グローバル市場で事業化できることが条件になっている。具体的に、従来のイノベーションマネジメント手法に、近年の新しい変化をどのように取り入れていけばよいか、社内外のコラボレーションを促進・管理するための企業インフラとして、どのようなプラットフォームが必要になるかといった議論が必要である。
研究会では、新世代のイノベーションモデル(エコシステム、オープンイノベーション、プラットフォーム等)とは何かを解説し、それらを踏まえたイノベーションプロセス、イノベーションプラットフォームの在り方について、主要な文献の考察をもとに意見交換や考え方の共有化をする。

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