(実施例2)将来戦略との整合の仕組み(素材大手 本社研究所)
① 狙い(目的)
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コア技術の形成とRM策定: 価値の高い「コア技術」形成に向けた開発ロードマップ(RM)を作成。
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中計の品質向上: 市場性、優位性、独自性の観点から、研究所の中計RM品質を高める。
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事業貢献の最大化: 体系的フレームの導入により、事業・製品へ波及効果の高い企画を実現。
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仕組みの定着化: 一過性で終わらせず、継続的な技術評価・企画プロセスを確立する。
② 課題
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将来予測の不足: 部門間連携の不足により、市場環境の予測や洞察が不十分。
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計画の硬直化: 現状延長(フォーキャスト型)では、5〜10年先の環境激変に対応困難。
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抽出の不備: 強い技術に偏り、当たり前に必要な基盤技術が漏れる。
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長期展望の限界: 高品質な長期予想の作成自体が難しく、発想が広がりにくい。
③ 実施内容
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2つのアプローチ併用: 現状起点の「フォーキャスト」と将来逆算の「バックキャスト」を統合。
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体系的ステップ: 技術体系化、評価、展開方向策定、具体的RM作成の順で検討。
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仮説検証アクション: 事業部ヒアリングや外部調査を通じ、ニーズや解決手段の仮説を更新。
④ 効果
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方針・重点領域の明確化:技術の可視化・評価により、展開方向と高価値な重点領域を特定。
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テーマ特定と品質向上:課題抽出と多角的な分析により、計画の客観性と一貫性を高める。
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中計反映と継続運用:成果を中計へ繋げ、単発で終わらない評価・企画プロセスを確立。

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事業・製品の現状と外部環境(機会・脅威)を起点に、自社の強み・弱みを整理し、技術資産を「技術力」と「技術価値」の両面で評価して、将来のコア技術と新規事業・製品の提案につなげます。
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将来のコア技術の強化を図る「技術の展開方針」として、保有技術の評価結果と評価方法を使い、SWOT分析から導出される展開方針に従い、技術力と技術価値の高いコア技術の開発を目指すロードマップ策定を策定します。
